山下ふみこオフィシャルブログ

防災・地震・津波対策

2021.11.05

熱海土石流 その後

熱海市土石流の問題はこれから真相究明されていくと思うが、県や市の対応や手続きについても問題がなかったのか調査が進んでいる。
沼津市において県の緊急点検による違法盛土や無許可の盛土が10か所見つかっている。熱海同様に市の手続き等について問題がなかったのだろうか?注視していきたいと思う。

熱海の土石流110520211105_0010

2021.10.24

7/3の豪雨による障害者の引っ越しNO2

7/3の豪雨によって引っ越しせざるえなくなった障害者にとって、今になって引っ越すことは非常に困難を要した。
既に社協の災害対策ボランティアセンターは閉鎖し、災害時の家具等は自力で焼却施設に運ぶようにと言われたという。
また、引っ越すには多くの事前手続きがあり、障害者にとってそう簡単なことではなかった。

まず連帯保証人の問題(身内がいない者にとって大きなハードル)、緊急連絡先、県営住宅の入居手続き(敷金納入・駐車場料金前払い・鍵の引き渡し等)車椅子彼には到底自分ではできず、ケアマネや私たちが手伝うことになるのだが、基本的には当事者が出向くことが基本になっている。

最終のアパートの鍵を受取るには、障害者本人が県東部総合庁舎にある県住宅供給公社が指定した日時に出向かなければならないといわれる。
今回の契約は障害者用の住居であるにも拘らず、本人が来なければカギは渡せない、委任状があっても代理人ではだめという。ケアマネでもダメという。これっておかしい!!

「障害者権利条約」定義されている「合理的配慮」とは
合理的配慮とは、障害のある人が障害のない人と平等に人権を享受し行使できるよう、一人ひとりの特徴や場面に応じて発生する障害・困難さを取り除くために個別の調整や変更を配慮すること。
その人が直面している困難や周囲の環境に応じて、「障害のある人に必要な配慮を、出来るのにやらないことは、差別だ」ということが明確に示された

2006年「障害者権利条約」国連総会にて採択
2013 年6月 障害者差別解消法の制定
2014 年1月 障害者権利条約の批准
2016年4月 
 障害者差別解消法の施行

障害者の方が県住宅供給公社が指定した●月●日、●時に鍵の引き渡しに行くには、介護タクシーやヘルパーさんを予約しなければならず、当日容体の急変もあり、非常に難しいことで、「なぜ、そちらが本人確認と鍵の受け渡しに彼の自宅に来れないのか」尋ねると、「入居手続き等に関して、必ず、一度は本人確認が必須であり、彼の場合、ケアマネが手続きをしていて、一度も本人確認ができていないから」というものであった。

障害者に対する合理的配慮が何も理解されず、通常の手続きを要求し有無を言わせない強引さに、障害者の彼は「それがお役所仕事で仕方がないから…」と言う。いえいえとんでもない、抗議ではなく、当然の権利を主張すべきだと・・・こんなやり取りを交わしながら、彼の引っ越し準備はケアマネさんのお陰で少しずつ進んでいき、10/19にやっと引っ越しをした。

新居は高台にあり安心です。今までの介護ベッドも新しいものに取り換え、トイレも以前と同じように作り、新しいカーテンも取り付け、何よりも今まで陽もささなかった部屋に15年余住んでいたが、被災を契機にみんなが彼の今後を考え、「よいっしょ」って感じで、彼の背中を押し続けて、ようやく新たな一歩を踏み出すことができた。

引っ越しをした後の片づけは、二人でやることになった。残していったものの何と多いこと。こまごましたものを分別する作業は結構手間がかかる。こういう事って誰かやってくれる人が見つからなければ引っ越しさえ成立しない。こういう困りごとに行政の支援は限界があり、こういうことはやってくれない。
本当にいろいろの支援があるとはいうものの、いざ当事者になった時に、頼る誰かがいなければ、じっと息をひそめて生きるしかないのだろうかと思わざるえない。

今週も知り合いからSOSが。医療ケアが必要な車椅子の方と持病のある介護2の高齢のご夫婦。
コロナ禍で其々が抱える持病もあって喧嘩が絶えず、片方が生きる希望を失い、自殺未遂を何度も繰り返していたという。自ら死を選ぶというあってはならないことがコロナ禍の中で数々と起こっている。
多くの高齢者は年金生活で、いざ施設に入ろうとしても特養以外は最低15万円ぐらいかかり、夫は厚生年金と障害者年金があっても妻は国民年金だと入所しようにも、アパート代や光熱水費などを支払うこともできず生活ができず、わずかな蓄えがあっても、あっという間に経済的困窮に陥ってしまう。
また入所するには保証人が必要でそれも身寄りがない夫婦にとって入所を断念するしかない。
ひとり親世帯の場合も同じ。女性が不安定な仕事しか見つからない状況では、病気になったりするとあっという間に経済的困窮に陥ってしまう。コロナ禍でこの国が抱える根本的な問題が、多くの生活困窮者に重くのしかかっている現実を目の当たりにしている。

刹那的な10万円支給よりも生きることができる安定した仕事や高齢になっても安心して老後を送ることができる政策を政府は考えるべきである。

参考までに生活保護世帯数の7年間の推移をみてみよう。一人暮らしの高齢者の生活保護が増加している。高齢者世帯でも2人以上だと年金で何とかやっていけても、一人になると国民年金ではとてもやっていけない。就学援助対象の母子世帯は特別扶養手当や医療費の免除があるので微減。ただコロナ禍のR2~R3は増加傾向になると思う。総人口は減少だが、高齢者人口は2030年までは増加であり、生活保護世帯は今後も増加傾向は言うまでもないことだろう。   ↓単位(千円)

生活保護世帯R2

2021.07.05

熱海の土石流 開発による「盛り土」

7/3の熱海の土砂災害は余りにも衝撃的で言葉が見つからない。しかし、昨今の山における開発行為やメガソ-ラー建設には疑問を抱いている。身近なところでは、丹那のメガソーラーの予定地は断層の真上に予定されていることで地元住民をはじめ、県知事までがその建設予定地には疑問を呈する事態に発展している。
丹那の小学校に通う保護者からSOSで半年以上にわたって関わってきたので、今回の熱海の土砂災害は他人事ではなかった。

7/4の朝9時に丹那のオラッチェに集合。そして、地質学者の塩坂先生、ドローン操縦の楊さん、県議、丹那の方々と熱海の伊豆山の現場に同行させていただきました。テレビで報道されているように、開発行為が今回の崩壊を招いたことを目の当たりにし言葉がありません。
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★★★塩坂先生の状況報告★★★
熱海市伊豆山の逢初川上流の、土石流の原因調査に行ってきました。
衛星写真で見ると山宮本宮の付近にメガソーラー・宅地造成地・廃棄物処分地の盛り土の地形改変地が見られました。現地には熱海方面からの進入は不可能と判断し、椿ラインを経由して神奈川県湯河原から泉地区の峠を越えて現地に入りました。崩壊地の入り口は熱海土木の担当者が安全管理上からクローズをしていました。
十分予測されたので、ドローンで撮影を試みました、YouTubeにその①その②で上げていますので参照してください。現地は2011年~2017年まで産業廃棄物が谷に埋め立てられ、その後盛り土地にそつてメガソーラーの進入路が作られました。
映像を見ると盛り土地の二か所が円弧すべりを起こしたのが分かります、さらに円弧滑りで不安定になったため、二次的な崩壊が発生しました。
崩地の底の赤色は地盤で、黒色は廃棄物です、白い筋は地下水の湧出を示しています。
メガソーラーの開発地は、全容をガスのため撮影できませんでしたが、尾根部の切土面であるため崩壊は見られませんでした、但しソーラーパネルをひきつめたため流失係数は1,0で土石流に表流水を供給したことは、否定できません。さらに崩壊地の放棄した宅地造成地からも盛り土地に表流水が流入しました。
これらが複合的に絡み合い大規模崩壊が発生したものと考えられます。
現地は標高400mで、5万㎥の盛り土が一気に流れ下りそのエネルギーは、高さ20mに及ぶえぐれたような谷地形からも想像できます。
近くの住民からのヒアリングで、「数回にわたり地鳴りのような音が聞こえた」ということか、何度かにわたって円弧滑りが発生したようです、下流の谷族を見ても川底が二段になっていることからもわかります。
最後に、このような悲しい事故が再び起きないためにも十分な調査と、原因解明が必須です。
被害にあわれたみなさっまに心からお見舞いを申し上げます。

2020.07.11

浪人川流域の内水対策その3

今まで日吉と山王前の二つの自治会エリアでの冠水は、ある意味、その自治会の一地域住民の課題として説明や対策等を求めてきませんでした。
排水機場が一時的に停止した時も、行政からの説明もなく、また地域の当事者たちからも説明を求めることはしてこなかったように思います。

ある意味、自然災害だから仕方がないと思っていたのかもしれません。

しかし、昨今の気候変動による災害は予想をはるかに上回るものであり、さらには都市化進行による流域の社会情勢の変化は、もはや一地域住民だけの問題ではなくなってきています。

今回7/8に話し合いを申込み、7/9に国交省の沼津河川出張所に伺って、所長と沼津河川国道事務所河川管理課長との話し合いが初めて行われました。国交省側の丁寧な説明は今まで漠然と不安に思っていたことが明確になりました。
今後における課題と解決に向けたプロセスにおいて何をしていくべきか、道は長いですか、一歩踏み出したように思います。

今後、冠水地域の地元住民と国交省沼津河川出張所とこのようなざっくばらんの機会を設けていくことで、地元としてできることを探っていけたらと思っています。
まずは所管の国交省の方は幸いにして、とても話しやすい方ですので、冠水地域の住民の思いを共有していただけるのではないかと思っています。

今回のことは地域にとって本当に今までなかった機会を得たように思っています。冠水地域の当事者自身の思いを聞くことは行政に携わる者としても重要なことです。しかし、現実にはなかなかそうはいかず、問題解決にまで辿り着かないうちに、担当者が代わってしまうことがよくあります。

今後は継続的な私たち地元住民と関係機関等とざっくばらんの話ができる関係性を創っていく中で、情報を幅広く共有するとともに、住民との対話を進め、地域の自発的な活動に繋がり連携ができればと考えています。

国交省1

2020.07.11

浪人川流域の内水対策 その2

今まで浪人川の排水機場があることから、冠水による心配はなかったのだが、ここ2年程、急激は降雨量によって、ポンプが稼働していても、冠水の危険は増大している。

もちろん昨今の気象変動による影響も大きいが、この半世紀の都市化の進展によって、土地利用が大きく変化した。農地が埋め立てられ、遊水機能が減少した。流域全体の土地利用の変化によって、流出係数が変わり、流出量が増大している。

昨今の状況は、狩野川の水位が上昇すると、支流の浪人川から排水しきれずに内水被害が発生しやすい状況がうまれ、それがこの2年の間、特に住民の危機感と不安は高まっている。

そして、さらなる不安材料が実はある。、2号ポンプは昭和38,39年製で、既に60年近く経過しているので、オーバーホールによるメンテナンスは欠かせない。しかし、今後は部品交換の必要が生じても、最悪の場合、修理できなかったりする可能性も出てくる。60年も経過していれば、部品自体なくなっているだろう。だから、排水機場の問題は更新したくても、1トン1億円もかかる施設費は、高額な予算の問題や更新するには土地のさらなる確保もあり、非常に困難を要する。

だとすれば、拡大する被害に、浸水域の住民はどうやって対応すればいいのだろうか?

↓下の写真は昨年の台風19号で、増水した狩野川の水位が上がり、浪人川の水量が狩野川に排出できず、旧電車道が完全に冠水してしまった状況。避難するにも、あっという間に増水したため、近隣住民は避難所に避難できなかった。

国交省3

↑の写真は、昨年10月の台風19号の時の冠水です。
この時は東日本を中心に甚大な被害をもたらし、狩野川では本流の堤防決壊や氾濫はなかったものの、沼津市大平地区など支流域で内水氾濫が相次ぎました。私たちの住む日吉・山王前においても、報道等はされなかったものの狩野川の水位が上昇して、支流の浪人川は排水しきれずに、一気に内水被害が発生し、逃げ遅れてしまった人がいました

↑の写真は7/5の停滞した梅雨前線の影響で、一気に増水しました。
今年75日には梅雨前線の停滞により長雨が続き、排水機場の問題はなかったものの旧電車道は冠水し、山王前のマンション地下駐車場に流れ込み車が水没しました。

                             ↓の写真は、1号機、2号機のポンプの撮影。

4浪人川放水路

実は台風19号の時に  ポンプが稼働中に停止した原因について

ポンプがオーバーヒートで止まったと言われていたが、正確にはエンジンの冷却水管路にエアーが混入し、冷却水が循環しなくなったため冷却水水温が80℃に上昇したためオーバーヒートの保護回路(サーマルスイッチ)が作動してエンジン停止となった。サーマルスイッチは5分ほどで復帰するが、エアー抜きを行って正常に戻るには時間がかかる。

エアー混入の原因は不明であり抜本対策はできないので、修理技術者を30分以内に急行させる措置で対応という。しかし、一旦数分でもポンプが停止すれば、ゲリラ豪雨に対応できず、一気に水は旧電車道に流れ冠水被害に繋がる。

配水機場
8浪人川放水路

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